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アメリカでフローリスト 〜 ⑨ CCFとは?〜




アメリカでフローリスト


今回は、カリフォルニア州の資格

CCF(California Certified Florist Certification)

について

70年にもわたるカリフォルニア花協会CSFA(The CaloforniaState Floral Association)
がデザイナーの教育のために設けた資格というのでしょうか


年に一度、10月にカリフォルニア州の主要な都市で試験が行われます


ぶっちゃけ、私はこの資格は取っていないのですが
ここカリフォルニアではAIFDの資格より認知度が高いかも?


まず受験料が$350と高額ではないこと

開催されるのがカリフォルニア州内ですから、交通費、宿泊費もそんなにかからない

そして主催のCSFAは要するに花業界の
中小企業協会みたいなもので
庶民的でより花業界に密着している

履歴書に書くにもAIFDと書くと構えられてしまうのが
CCFだと、こいつは使えるな感がある


CCFの説明にもあるように、AIFDを受験する前の
一歩前のステップだとも書かれています


ただ受験内容として
簡単ではないですよ


ペーパーテストでは50もの花の呼び名とボタニカルネーム(これは選択式)が書けること

例えば写真でかすみ草が出たとしたら
こちらの呼び名Baby's Breathと書き選択式でGysophilaを選択

受験ガイドでこれだけは覚えてねの花名を100表示されるので
それを全部英語名で明記できるようにして、ボタニカルネーム
覚えといてねということでしょうか


あとの半数の問題は選択式で
お花の取り扱い方や、デザインの基本など



どうでしょう?その間テキストをみてもいいのか?
は知りませんが、ノンネイティブにはやはり少し難しいですね



そして、実技

Flower to Wear(ワイヤリングのコサージュ)

Sympathy Standing Easel(葬儀のスタンディングスプレイ)

Hand-tied Bouquet(ハンドタイブーケ)

Designers Choice(自身のデザイン)

Duplicqation Design(写真を見てのコピー)


これを3時間で作ります


1作品35分くらい?

いやあ慣れてないと短いですよこの時間

ただ救いなのはカテゴリーが決まっていること
コサージュを作る
練習して臨みます、材料は何が出るかわかりませんが
臨機応変にできるようひたすら作り備える

葬儀もスタンディングスプレイと決まっていますから
そればかり作って練習する



花屋さんに勤めるデザイナーであればできるレベルだと思います

ただカレッジを出た後だと経験も少ないし
難しいかも

なかなか慣れないとスタンディングスプレイを40分で作ることは
ビギナーには大変です


どの資格でもそうですが練習をしないと合格できないシステムになっています

っていうか私は実際に受験してないので
間違いがあったらごめんなさい

AIFD試験より優しいとは言われますが試験は試験
それなりの準備をしなければいけません

この試験が近くなるとプレップクラスと言って、いろんなところで
試験を想定したワークショップが行われます


これには絶対に参加しておいた方がいいです

試験さながらのセッティングをしてもらえますし
コツなども教えてもらえます

でも漠然とどんなものか全然わからない
皆目見当もつかない

と思われる方

今年は11月にカールズバッドでテストが行われます
実際、試験のために受験者たちが作った作品も公開されます
この日はフラワーショーも、ワークショップもあり
盛りだくさんな内容


ランチ込みで$75ほどだと思うのですが
当日券も買えます


楽しいですよ〜





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もうすぐハロウィーンなのでハロウィーンエッグ出しました








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by cloversdesign | 2017-09-23 04:57 | アメリカでフローリスト