5月、6月とサザンカリフォルニアを彩る
ジャカランダ
もうそろそろ散り始めてきました
南カリフォルニアを去った人が懐かしく思うものNo1は
このジャカランダではないでしょうか?
初夏を彩る、印象的で優美な樹
そもそも、原産は南アフリカだそうですが
どうやって、南カリフォルニアを彩ることになったのか?
こちら、パイオニア女性園芸家
サン・ディエゴ市にあります広大で美しい公園
Balboa Parkの母と呼ばれています
サン・ディエゴといえばBalboa Parkっていうくらい(私的に)
とても広大な美しい公園です
Kateはサンフランシスコ生まれ
1881年にバークレー大学の自然科学学科を卒業
女性で第1期のバークレー卒業者
その後、サンフランシスコのビジネススクールに通った後
サン・ディエゴ市に学校の教師として赴任
しかし、サンディエゴの温暖な気候は彼女の園芸家としての
本能を呼び覚ますのは十分で
一年後、彼女は教師を辞め、園芸店とフラワーショップを経営
いくつかの裕福な人たちの庭のデザインなどを手がけ
同時に世界中の様々な種子を入手、(ヨーロッパ、メキシコ、南アメリカなど)
そして育てる
その種類は、私たちが日々目にしている
ブーゲンビリア、ストレチア(極楽鳥花)プルメリア、
そしてジャカランタなど
それらの珍しい植物、また同じく南カリフォルニア原産の
植物を広く地域に広めたのでした
1892年にサンディエゴ市よりCity Parkの32エーカーの土地の
企画を任されます
それから一年に100本もの新しい樹木
300本もの樹木をサンディエゴ市の公立の土地に植樹
City Parkは今やBalboa Parkと呼ばれる
サンディエゴを主張する公園となっています
とりわけ、南カリフォルニアの気候に合った
ジャカランタは育成もたやすく
1920〜1930年代にLAとサンタバーバラに数多く植樹されました
ビスケとジャカランダ
それから100年余り
南カリフォルニアといえばジャカランダというくらい
大きなその紫の立ち姿は皆を魅了しています
彼女はパイオニア(開拓者)と言われる所以
サンディエゴの名誉市民、いたるところに彼女の銅像が
市内に見かけられます
彼女の晩年病床の床にサンディエゴ市の職員が
この場所にどの植物を植えたら良いか訪ねてきたというエピソードも
一人のマニアックな情熱が世界を変えます
いつの世もそんな情熱を育て上げる土壌を持っていたいものです
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